OKEでKubernetesクラスターをプロビジョニングする

このエントリーはOracle Cloudアドベントカレンダー その2の1日目です。

Oracle Contianer Engine for Kubernetes(以下、OKE)は、Oracleが提供するKubernetesのマネージドサービスです。このエントリーでは、OKEでクラスターを作る手順をご紹介したいと思います。

0 . 前提条件

  • Oracle Cloud Infrastructure(Oracleの第2世代IaaS。以下OCI)が利用可能であること
  • OCIネイティブのアカウントが作成済みで、必要な権限を割り当て済みであること。試すけだならAdministratorグループに入れておけばOK1

登録したばかりのOracle Cloud環境では、これらの前提を満たすような準備が必要です。ゼロからOKEを使い始めるまでのStep by Stepのガイドは、paasdocsのチュートリアルにまとめてありますので、そちらを参照ください。

1 . 手順

OCIのコンソールに、OCIネイティブのアカウントでログインします。ネイティブアカウントの場合はログイン画面の右側のフォームです。

OCIコンソールへのログイン

コンソール左上のメニューを展開し、"Developer Services"をクリックします。

ここです。

画面左のメニューで"Clusters"をクリックし、List Scpesのメニューでクラスターを作成したいCompartmentを選択します。続けて、"Create Cluster"ボタンをクリックします。

Create Clusterでクラスターの作成を開始

"Create Cluster"ダイアログで、全てデフォルトの設定のまま"Create"ボタンをクリックします。

クラスター作成ダイアログ

デフォルトではクラスターが必要とするネットワークリソース等も自動的に構成されます。ダイアログの前半にある"CUSTOM CREATE"ラジオボタンを選択すると、クラスターの下回りのネットワークを細かく設定することもできます。

途中経過がダイアログに表示されますので、"Cluster and associated network resources created."というメッセージが表示されるまで待った後、"Close"ボタンをクリックします。

概ね数分程度で作成完了します。クラスターの一覧画面に、cluster1が表示されます。StatusがActiveになったらOKです。

クラスターのステータス

以上です。簡単!


明日も引き続きOracle Cloudアドベントカレンダーを担当します。明日はkubectlでクラスターにつないで、何かコンテナを動かして見たいと思います。


  1. AWSのIAMアカウントみたいなもの、と説明することにしていますが、細かい話をすると結構違います。まあ、そういうのが必要なんです。